パパイヤの産地"

発酵に欠かせないもの

発酵母体と酵母、そして天候や温度と発酵は複雑でユニーク
微生物の“静菌作用”

 納豆菌と病原性大腸菌O-157の関係のように、微生物の場合はだいたいどちらかが強く、弱い方は増殖が抑えられてしまいます。強い方は特殊な物質(キラー因子或いは致死因子)を出して相手の増殖を抑えてしまうので、微生物同士の共存は非常に特殊な場合に限られます。
 腐敗菌と発酵菌はどちらが強いかというと、大方の実験では発酵菌の方がはるかに強いので、発酵菌のあるところに腐敗菌はなかなか入れない。
 これらは静菌作用といって、他の微生物や悪性菌の増殖を抑える性質を強く持っています。

 


<体に良くない悪性菌をやっつける>

微生物の“拮抗作用”

 また、発酵菌同士においても、共存はできません。
 例えば味噌を作る時は、味噌麹を作るために先ず大豆を煮て、それを稲藁で編んだ筵に広げ、その上に保温のために稲藁をかけておく。すると、温度が低い場合は麹菌が支配して味噌麹になりますが、温度が高いと納豆菌が強くなって納豆になってしまいます。だから温度計のなかった昔の時代では、この温度管理に大変苦労していたそうです。 味噌麹を作ろうと思ったのに、納豆になってしまった。ということがよくあったそうです。これは、味噌麹菌と納豆菌とは共存できないことを示しています。
 現在、発酵食品が巷に氾濫している。この発酵食品と称している物の真偽を見破るには、この点に注意することが大切です。
 特に多くの種類の違った果物、野菜など植物類を全て原料とした総合的発酵食品という宣伝で世に出している物は、上述の“微生物の持つ拮抗作用”という発酵学の科学的見地からは説明できません。


<どうしても相容れない>

バイオ・ノーマライザーが“青パパイヤ”のみを発酵させている理由

 その点バイオ・ノーマライザーは、ただ1つの植物、それも唯一つの種類のパパイヤのみを原料として発酵させて製造しています。そして、その発酵工程の中で有効成分の多くを自分自身で作りだしています。これこそが、バイオ・ノーマライザーが考える自然発酵食品の姿です。
 しかし、バイオ・ノーマライザーだけを食べて健康になるというわけではありません。栄養バランスのとれた食事をとることが大事です。

 


<栄養満点のパパイヤを発酵すると栄養満点の発酵食品になるよ>