バイオ・ノーマライザーの歴史

バイオ・ノーマライザーの歴史は、バイオ・ノーマライザーの生みの親、大里章博士が生涯をかけてと取り組まれた研究と世界平和への願いです。

大里章博士 ~バイオ・ノーマライザー開発に込めた思い~

バイオ・ノーマライザーと共に30年

 私がバイオ・ノーマライザーを開発してから、30年以上たちました。その間、世界各地で何万人もの方々とお会いする機会がありました。バイオ・ノーマライザーのことを前からよく知っている、使っているといってくださる人にお会いすることも増えてきました。

 はじめてお会いする人から「バイオ・ノーマライザーを食べると健康維持にいいのですか?」とよく尋ねられます。

 私の答えはノーです。

 「健康な人はバイオ・ノーマライザーを食べる必要はありません。自然な食生活が一番です。現代の生活で本当に自然な物だけを摂取して生きていくことは不可能に近いでしょうが、人為的加工したもの、化学合成品を含むものを極力避けることを心がければいいでしょう。水も、日本の水は素晴らしいので、日本に滞在中は水道水を飲んでいます。海外でも、飲用に適しているといわれる場所では、水道水を飲みます」

 次によくお尋ねがあるのが、「バイオ・ノーマライザーを食べていれば、病気にならないのですか?」という質問です。

 これにもノーでお答えします。

 「病気になることを防ぐことができれば素晴らしいですが、残念ながら防ぐことはできません。なぜなら、人間が病気になることは自然なことだからです。最近は病気の発症のメカニズムの研究も進んで、人間の治癒力がストレスによって弱められた障害が表面化した結果が各種病気であると解明されてきました。 そこで、自然治癒力本来の力が発揮でき、病気に対抗できる状態に戻してあげる必要がでてくるのです。人間は自然な形のストレスで病気になりますが、病気を治す力も元から自然に備わっているのです」

 熱が出たら、解熱剤、痛みがあるときは痛み止め、という対症療法の現代医療の考えに染まっている現代人には、この点が何時間もかけての説明にも理解しがたいことなのです。 病気の症状に対処するのではなく、病気になる原因を取り除かなければ、根本的な病気の治療ではないということです。現代人が習得している間違った常識を覆すのは容易なことではありません。人間や地球上のあらゆる生命体にとって「何が自然なことなのか。自然に逆らっていないか」を絶えず自問自答する習慣付けが必要でしょう。

高評価を裏づける多数の学術研究論文

  さて、昨今は、医療過誤、薬の副作用など多くの弊害に世間も現代医療に疑問を感じています。代替医療も大変注目されています。 残念ながら、日本よりも海外の方が、この点では進んでいるようです。私の「病気の原因を取り除かなければ、一見治ったように見えても、また病気は再発する」という考えを即座に理解するのは、海外の人が多く、日本人では非常に少なく感じます。情報の選択の方法、自分の健康に自分で責任を持つという習慣の違いでしょうか。

 バイオ・ノーマライザーを開発した当初は(当時はまだ名前もつけていませんでした)、自分自身で服用実験をし、徐々に知人たちにも試してもらい始めました。そのうちに、どうも体の調子がいい、あれは一体何なんだ?という声が多くなり、学術的な研究を始めたところ、体内に発生するフリーラジカルの調整作用を有する唯一の安全な抗酸化物質であることがわかり、その後、数多くの学術研究論文を発表し、人々に是非、伝えなければならない物質であるとの確信を得ました。また、何万人というご利用者が結果をフィードバックし、適切な食べ方の方法の確立に貢献してくださいました。

 自然の大いなる恵みによって生命は維持されてきました。生命体には、計り知れない能力が備わっています。私の願いは人類救済です。そして、うれしいことにすでに多くのご愛用者のご協力でこの願いが実現しています。

 さらに多くの方々に、安らかで朗らかなクオリティ・オブ・ライフ(QOL)がもたらされることを熱く願います。

アカデミシャン 大里 章 博士の業績

   「バイオ・ノーマライザー」の開発者・大里 章 博士は、1993年6月と8月の2度、どちらも1週間ずつ、チェルノブイリ原子力発電所の爆発事故による多数の放射能被曝犠牲者の救済に人道的ミッションを行いました。人道的医療ミッションでは、ウクライナのハリコフ市の国立ガン病院へ赴き42名の患者を対象に、また、モスクワの国立医科大学付属病院でも小児白血病患者に、「バイオ・ノーマライザー」を使って治療を行いました。

 ここで劇的な成果を収めたニュースが、ゴルバチョフ元大統領とライサ・ゴルバチョフ夫人のお耳に入り、 1995年11月12日、御両名が岐阜市を訪れられ、大里 章 博士に感謝状を手渡されています。

 大里 章 博士は、数々の重要な学術研究のみならず、人道的ミッションを自費で組織し、実際に患者の治療に貢献された業績により、ロシアの科学者や医師たちの尊敬を得られることになりました。そうした人道的医療ミッションの活動に対して、ウクライナとロシアの科学アカデミーから科学の世界で特別に卓越した業績を上げている科学者にのみに与えられる“アカデミシャン”の称号を授かりました。

 さらに、免疫学と応用微生物学などの研究に多大の貢献をしたということで、ロシアのメチニコフ研究所(メチニコフ博士:1908年微生物、乳酸菌などの研究でノーベル賞受賞)からメチニコフ勲章を授与されました。 ※掲載している本文は1999年に執筆したものです。

大里 章 博士のプロフィール
大里 章 博士
1930年 京都に生まれる。
1965年 大里自然科学研究所を設立する。
同年2月株式会社三旺インターナショナルを創立する。
1969年 機能性食品バイオ・ノーマライザーを開発。
1989年 より本格的な学術研究、生産、普及を進める。
1993年 ウクライナ化学アカデミー(テクノロジカル・サイバネティック)よりアカデミッシャンに叙せられる。
1995年 ノーベル賞受賞者メチニコフ博士記念研究所よりメチニコフ勲章を受章。
1996年 岐阜大学にて農学博士号を取得する。
1997年 医学工学・科学アカデミー・ロシア部会よりアカデミシャンに叙せられる。
1998年 ロシア国立ヤラスラブ工科大学から名誉理学博士の称号を授与される。
同年、ロシア連邦共和国国防省宇宙医学部門より名誉軍医少将を授与される。
1999年 世界保健機関(WHO)・欧州議会等の後援によりイタリアで開催された「第1回International Congress Of the Ageing Society(国際老化学会)」においてトップ科学者としての「クオリティ・オブ・ライフ賞」を受賞。
2000年 米国カリフォルニア酸素学会国際大会に大里 章 博士が、アメリカのレスター・パッカー博士とフランスのルック・モンタニエ博士との3名の連名にて「サイエンス&ヒューマニティ賞」を創設。
2008年 人々のQOLに多大に貢献するバイオ・ノーマライザーを次世代に遺し9月27日に逝去されました。
(享年78)